雑貨屋の雰囲気が好きで幼いころから、祖父の経営する雑貨屋に足を運んでいた。
小物が好きというのもあるけれど、一番はこの空間が好きだから来るのだろう。
暖かい明りのランプ、独特な香りのする香水、火をつけると官能的な香りのする蝋燭。
その他にも日常的な空間を非日常的な空間にしてくれるものがここには沢山ある。
ここにいると日常の苦痛を忘れることができた。
別の世界に来て、自分だけの世界に没入することができる…そんな感じがしているのだ。
ここに来る人は求めているものは様々であれ、きっと日常の中の非日常を求めているのだろう。
同じ思いでいる人たちにもこの思いを感じてほしい…だから私はここにいるのだ。